前の記事は、第1片づけ期 ②ダンボール・雑誌を片づけるです。 第1片づけ期は母の入院後、今後が決定するまでです。 パーキンソン病の治療中で、今後のことは、症状がどこまで良くなるかしだいでした。 でも、 ケアマネジャーの方には、「たぶん戻れないと思う」と言われていました。そんな中で、お金の流れを把握しました。
やったこと
③預金残高、支出、収入などを把握する
活動の目的
〇お金の流れを把握し、管理できるようにする
すべての通帳を記帳
まず、すべての通帳を記帳し分類しました。そうしたら母の場合、お金が動いている通帳が4冊ありました。
- 国民年金が入金され、生命保険料が天引きされる口座
- 厚生年金が入金される口座
- 建物共済支払い用の口座
- 薬局の支払い用の口座
記帳内容から、定期的な支出と入金をおおよそ把握して今後の収支の予測をエクセルで算出。 その結果わかったことは、3.住宅共済支払い用の口座と4.支払い用の口座は、気をつけていないと、どんどんマイナスになるということでした。 とくに、薬局の支払いに使用している口座は、総合口座という名称で定期預金がついているタイプ。既にマイナスになっていました。
銀行の人が借りておいてくれって言うから……
おまえは商売がわかっていない
そりゃあ銀行は利子がとれるから言うでしょう。でも銀行のために支払いをする必要なんてないのでは?
細かい金額でも支出が増えるのは困ります。
それに、マイナスがあると全体がわかりにくくなるのが、私は嫌でした。
収入は年金だけ
母の場合、入金は国民年金と厚生年金でした。
2ヶ月に1回、15日に入金されることも、この時知りました。
そして、保険料・電話料金・電気料金などの定期的に出るお金と問屋の支払いの金額をあわせると、年金の合計額を超えています。
このままだと破綻する…… 一気に不安になりました。
保険の状況を確認
母は、私の娘の学資保険をかけていてくれて、私も、必要だと言われて、なんどか郵便局の人と面談したことがありました。なので、それが使えると思っていたのですが……
学資保険は解約して使ったよ。
そうか、ないのか…… お金に、ずいぶん苦労していたんだな あとから知ったのですが、郵便局にかけている自らのかんぽ保険も、3割ほど前借りの状態でした。
あとは、日本生命だけど。 もったいないから、おいておいてって言われたよ。
それに、ときどき来てくれてたから、連絡方法は知らん
………。 業者には何も言えないのね
そこで、ニッセイの私の担当の方に頼んで母の担当を見つけ、病室まで来てもらって解約しました。
たしかにニッセイは利率の高い時にかけたままだったので、死亡まで持っていれば支払い金額が高いタイプでした。それでも、目の前のお金の不安には変えられません。
そして、郵便局のかんぽ保険は、 満期までかけて受け取った時の金額と、途中解約した時の金額を郵便局に計算してもらい、かけ続けることを決めました。 でも、 建物共済は続行。
建物共済はええんよ。すぐ出るし。
支払い金額より、支給金額のほうが少ないのなら積み立てておいた方がいいのでは?とも思ったのですが、天災のリスクを保証してもらいました。
これからの支払額を確認し支払い
そして、薬局に出入りしていたメーカー、卸に電話して、支払い残の金額を計算してもらうことに成功。なぜなら、私は何ヶ月にわたっての支払いは、先を見通せず嫌だったのです。すっきりとさせたくて、支払いを終了させました。
お金の流れをシンプルに変更
そして、いろいろ対応して、通帳のマイナスを解消しました。でもこの時、私はミスをしています。そのお話は、第1次片づけ期 おまけ・母の借金と私のミスで。)
それでも、とりあえず、当面のお金の心配はなくなりました。
私はお金の計算が苦手です。
なので、不器用な私にもわかるように、できるだけシンプルにしてしまいました。