この片づけの目的は5期に分類できます
最初に片づけの記事に入る前に、全体を説明しておきます。状況の変化によって目的が変わります。
目的をはっきり持つと、「やること」「やらないこと」が分けられ、
手をつけすぎるのを防げると思います。
私は病気になってしまったので、「できないことはしない」と
割り切って過ごせました。
それまでは、目的以外の目に入ったものはやりたくて、必要以上に疲れてしていました。
片づけの目的による私の片づけ分類
- 第1片づけ期:母の入院後、今後が決定するまで
- 第2片づけ期:母が実家に戻ることが決まってから、戻るまで
- 第3片づけ期:母が実家に戻ってから亡くなるまで
- 第4片づけ期:母が亡くなってから、アパート建設が決まるまで
- 第5片づけ期:アパート建設が決まって、実家を解体するまで
入院後:第1片づけ期
母の入院後、今後が決定するまでの時期です。ですから、今後どうなるか全く分からない状態でした。 そして、片づけの目的は、とりあえず、足場を固めることになりました。
片づけの目的
- 実家の状態を知る
- 人が普通の気持ちで入れる状態にする
- お金の流れを把握し、管理できるようにする
行なったこと
- 母に話を聞く(叔母と一緒に話を聞く)
- ダンボールと新聞・雑誌を片づける
- お金の流れを把握する
- 税金対応や届け出をする
実家に母が戻ることが決まってから、戻るまで:第2片づけ期
結局、母の強い希望を通し、実家で生活してもらう決めました。なので、片づけの目的は、母が実家で生活できるようにということに変化しました。
片づけの目的
- 母が不自由な体でも生活できるようにする
- 清潔な状態に整える
- ヘルパーさんが来訪、作業しやすくする
行なったこと
- 台所を片づけ、腐っているものを捨てる
- 壊れている電化製品を使いやすいものに変える
- カビた布製品は新しくする
- 手すりやステップをつける
- ベッドを入れる
- トイレを改修する
- 玄関のカギを交換する
- ガスを復帰させる
母が実家に戻ってから亡くなるまで:第3片づけ期
母が実家に戻ってから亡くなるまでは、ほとんど片付けはせず、母の居心地を良くする対応だけでした。ですから、ケアマネさんにうながされて片づけています。
そのうえに、ごちゃごちゃするのですが、母が実家暮らしをしている間に、私が原因不明の脊椎の病気になり2度入院しました。
それで、上半身を装具で固定するようになりました。だから、思うように動けなくなりました。
なので、入院後は、母のこともケアマネジャーさんや夫に任せてしまいました。
そして、私が2度目の退院をした次の日に母が入院しました。でも、 医師からは「こんなになってから、連れてこられても……」という状態。約3ヶ月後に亡くなりました。
片づけの目的
母の居心地を良くする
行なったこと
- 羽毛布団を買う
- 台所のレイアウトを変える
- 手すりを追加する
- 自宅にリハビリの人を呼ぶ
葬儀後アパート建設が決まるまで:第4片づけ期
母が亡くなってから、実家は宙ぶらりんの状態でした。それで、貸すか売るかの方法しかないかと模索しました。そのうち、縁がありアパートを建てることになりました。なので、この期間は、片づけの目的も、すこしフワフワしています。
片づけの目的
- 人に見てもらえる状態にする
- 使わないものを処分する
- 薬局を廃業する
行なったこと
- 売れそうなものは売る
- 劇毒物を廃棄する
- 廃業届を出す
- 見守り110番の品を小学校に返す
- 花器、置物、店の棚などは必要な方に譲る
- 絵や茶器は寄付する
アパート建設が決まって、実家を解体するまで:第5片づけ期
実家には私も思い入れがありました。しかし、そのままだと固定資産税が必要になります。
売るのも嫌でした。でも、私の体は今後も回復の見通しが立ちませんでした。だから、アパート建設を選択しました。片づけの目的は、アパート建設です。
片づけの目的
解体に向けて、できるだけ空にする
行なったこと
- 電気、ガス、水道をとめる
- アルバムを片づける
そうやって、いまは実家の土地にアパートが建ちました。 以降は、各項目について詳しく話していきたいと思います。