第1片づけ期は母の入院後、今後が決定するまでの時期です。 パーキンソン病の治療中で、今後のことは、症状がどこまで良くなるかしだいでした。 でも、 ケアマネジャーの方には、「たぶん戻れないと思う」と言われていました。 把握を始めなければいけません。とくに暗証番号は必要でした。
やったこと
①母に話を聞く(叔母に話を聞く)暗証番号を聞く
活動の目的
〇実家の状態を把握する
病室で話したこと
叔母とは母の病室で待ち合わせました。 一昨日入院したときと比べて、ずいぶん症状が軽くなっていました。 入院時より手の震えが半分くらいになり(笑い事ではありませんが、入院の時は、志村けんさんの演じるお年寄りと同じくらい手が震えていたのです。) 眼にも力が出てきました。 抗パーキンソン薬が効いたのでしょう。 つまり、母の病気はパーキンソン病ということです。
パーキンソン病薬には、ハネームーン期といって、薬の効き始め数カ月~2年くらい、とても薬の効果が高い時期があります。
母は、その期間のようで、とても回復していました。
何にも知らんくせに、勝手なことせんでよ。
いまのままじゃ、人が住めんから片付ける言うてくるれるんじゃが ありがたい思わんと。
ふみ子(私のこと)にできるもんか…… 勝手なこと言って
銀行の暗証番号は、○○○○だから……
暗証番号を聞けたのは収穫でした。
暗証番号は聞いておいた方がいい
私はこのタイミングで聞きましたが、もし、可能であれば
”元気な時に暗証番号と口座を持っている金融機関だけは教えてもらう”ことをおすすめします。
なぜなら、自分の資産と親の資産を分けて管理した方が、わかりやすいからです。
母は、もっと文句を言いたそうにしていました。でも、暗証番号を教えてくれたんだから、了承だと判断しました。 だって母の反応は想定内なのです。
そこで私は叔母と実家に向かいました。
実家で叔母と話したこと
叔母と行ったとしても荒れている実家に変わりはありませんが、母の生活を聞かないと始まりません。 なぜなら、私はここ10年くらい、近くに住んでいても呼ばれないと顔を出しませんでした。呼ばれて実家に行っていたのは、月に1度、1回30分くらい。明らかにデータ不足です。いろいろなことを聞きました。
経営していた店の状態
- お客様はいらっしゃったか
- 主に何を売っていたか
- 出入りの業者
暮らしぶり
- 利用していたサービス
- 食事はどうしていたのか
- ゴミはどうしていたのか
それと 私が叔母に聞きたかったのは、母は本当はどう思っているのかということ。 母は、私には本当の気持ちを話さないのです。 強がりを言うか、言い訳をするか、これは亡くなるまでそうだったと思います。 この頃から、母の口から出る言葉でなく、周りの人たちにいう言葉を聞こうと、私は決めました。
叔母と話したこと
お母さんは、きっと迷惑をかけたくないんよ。 すごく家に帰りたいと思ってる。 でも、たぶん今の家のままじゃ帰るのは無理だね。
目の前で片づけんかったら、大丈夫だと思う。 否定されたような気がするんじゃろうな
親子なんじゃから、どうにかならんのん? でも、困ったら言ってきてよ。
母との不仲は、親戚に受け入れられたわけではありませんでした。 何度言っても理解はされませんでした。ため息をついて、助けてもらっていた感じです。
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