結局、母の場合は入院となってしまいました。母の自宅で亡くなるという希望はかないませんでした。
自宅で死ぬということ|見て見ぬふりではダメな理由でも検証しましたが
子ども(私のことですが)なしで自宅で亡くなるためには、やはり「ギリギリまで元気」である必要があったんだとおもいます。
自宅で受けたサービス
それでも自宅で元気でいるためにいろいろしました。
・晩御飯の宅配
食事は長年自分の好きなように食べていた母には、毎日きちんとした献立を食べる食事があいませんでした。
食事については「インスタントラーメンに卵を入れて煮たのが食べたい」と、よく言っていました。ときには叔母に頼んでいたようです。
力が弱くなったせいか、冷蔵庫の開閉が面倒くさくなっていました。なので、その辺に置いて、気に入ったものは、腐るまで置きっぱなしにするのには困りました。
・家事サービス
気を使って「していらん、していらん」ということが多かったです。
入院直前には、専任のヘルパーさんもお願いしようと思っていたのですが、実現しないまま終わりました。
・リハビリ
自宅にいるとリハビリが足りないということで、週に30分来てもらっていました。
これは点数が足りず実費を払っていました。
30分だと、世間話をして移動するだけで終わるようで、リハビリ担当の方からは時間を増やしたいとの相談を受けていました。週に1時間にすることになってすぐ入院してしまいました。
リハビリをしているときには判明していませんでしたが、大動脈解離があったため、なかなかリハビリも難しかったようです。
・手すりの追加
母の希望で手すりを3つ追加しました。その途中に椅子を置き、途中で休めるようにしました。
頼みごとをするのはむつかしい
母は気を許した人にしか、頼みごとができません。それは、あたりまえと言えばあたりまえなのですが、母の場合、それが叔母ひとりなのが困りました。
私が元気なら、文句を言われながらでもしたのかもしれません。
でも、私も病気でした。痛み止めが効かないほど痛み、そのうえ上半身に装具をつけていたので、十分なことはできませんでした。
そして、結局は体調を崩して入院し、施設で過ごしました。