この記事は迷いに迷ったお墓のこと|父と一緒がいいのか?近くにするのか?の完結編です。
母の墓をどのお寺にお願いするのか?どの場所にするのか?考えるたび、あちらを立てればこちらが立たない状態で、出口がないように思えました。いろいろ迷っているうちに、父の四十七回忌が行われました。お寺に聞きに行くのも、私にはきっかけが必要だったのです。これは千載一遇のチャンス!なので、法事が終わってから、私が悩んでいることをお寺で相談しました。
法事のついでにお寺に相談
そこで、お寺の住職に相談した結果はこうでした。
- お話をうかがった感じでは、母の実家が檀家になっているお寺か、夫の実家が檀家になっているお寺か、うちの寺なら受け入れられると思います。
- 縁のない寺には受け入れは難しいですね。
- 継ぐ人がいなければ、永代供養ができるほうがいいと思いますが寺によってはできないことがあります。
- もし、相手先に受け入れ態勢がないようであれば、うちの寺で供養することも可能なので声をかけてください。
寺によって永代供養をしているところと、そうでないところがある、そんな話は、その時はじめて知りました。
母の実家がお世話になっているお寺に相談
その後、母の実家の従兄弟に話を通してもらい、母の実家でお世話になっているお寺の住職に相談に行きました。
うちは、さ来月に合祀墓が完成する予定です。それからは永代供養をお受けできます。
それでも縁のない方はお受けできないのですが、お母さまは、一度うちの寺に寄付をしてくださっていますので、お受けできます。
檀家になられますか?
檀家になると、定期的な話し合いや清掃をしにうかがうことになります。
申し訳なかったのですが、檀家になる件は難しいとお話ししました。
であれば、お母さまの「ご実家の縁で」ということにしましょう。
永代供養ということで、永代供養費をいただきます。
最終的に決めた方針
結論を出すまでに、いろいろな人に相談しました。結局、悩みながら母の墓所についての案件を決定しました。
- 母の実家が檀家になっているお寺に永代供養をお願いする。
- 檀家にはならない。
つまり、母の思っていたかたちに近くなりました。
母の病状の話を聞いてから、このまま母が逝ってしまったら混乱は避けられないと思っていたので、正直ちょっと、ホッとしました。
結局、母は、お願いする予定のお寺が、永代供養を受け始めて1週間ほどして亡くなりました。でも、お墓がどうなったのかは、母本人は知らなかったはずです。