第2片づけ期は、実家に母が戻ることが決まってから、戻るまでの期間です。
この期間は、ケアマネさんと施工業者さんと打ち合わせから、始まります。
母の強い希望を通すことに決めたので、実家で生活できるようにしなければなりません。
ですから、ケアマネさんと施工業者さんの手も借りました。
ケアマネさんと施工業者さんとの下見と打ち合わせの目的
実家を下見して打ち合わせると聞いて、母は難色を示しました。
元のままでいい。いらんことせんで。
母はそう言いましたが、でも介護できるようにしなければなりません。なぜなら、帰っても。介護を受けながらでないと暮らすことができないからです。
ひとりで、できる
それでも、母はだれにも頼らないという気持ちのようでした。でも、入院前のようになるのは嫌でした。それに介護保険につながっている以上、改修なしでは帰れないのです。
施設にいるときは、誰かがそばにいるので自分でできる気がするからでしょうか。でも、そこは、下見をし、改修しなければ帰れないと、言いました。
母が戻る準備の方針
準備の前に方針を決めました。それは、私がケアマネさんに押し切られて、できもしない約束をしそうだったからです。
方針はこうきめました。
- 気持ちよくお世話ができるようにする。
- 安全に健康に暮らせるように施設を整える
- 出入りをしやすくする
段取りは、ケアマネさんが教えてくれたまま行いました。
まずは、実家の下見をしないとはじまりません。
母が自宅に帰ることが決まったら、すぐにケアマネさんが打ち合わせの日程を調整してくれました。
ケアマネさんと施工業者さんは、慣れた様子でした。でも、と叔母と私も交えて、1時間以上かかりました。
ケアマネさんの活躍で、段取りが決まりました
ケアマネさんが、打ち合わせの内容をまとめてくれました。それは、以下のような内容です。
1.手すりとベッドが必要です。
2.ベッドを置ける場所を作っておいてください。
3.台所を使えるようにしてください
4.トイレの前の段差をなくしてください
5.お母さまが医療用の薬に触れないようにしてください。
すぐ見積りをだします。
介護保険の範囲内でできることをしましょう。
トイレの工事は時間がかかりますから、あまり時間はありません。
立ち合いをお願いします。
はい。わかりました。
このとき、わかったような顔をしていましたが、実は自分のすることだけ理解して進んでいます。けれど、決めることは決められてよかったです。
業者の改修以外にしたこと
また、私が考えて行ったこともあります。こまごまとしたことが、たくさんありました。業者の改修以外に行ったことは、以下の通りです。
- 台所を片づけ、腐っているものを捨てる
- 使いやすい台所用品を揃える
- 壊れている電化製品を使いやすいものに変える
- カビた布製品を新しくする
- 玄関のカギを交換する
いよいよ準備を始めます。この時点で、母が帰ってくるまで1ヶ月半となっていました。
次は第2片づけ期 ①覚悟を決めるです。